MNPとはなにか?
MNP(ナンバーポータビリティ)とは、いま使用している携帯電話番号をそのままに、別の携帯会社でも使用できる制度のことをいいます。通称「乗り換え」とも呼ばれます。
「他社の携帯に変えたいけど、電話番号が変わるのは面倒…」と思う方にはうれしい制度ですね!
基本的にドコモ/au/ソフトバンク/各格安スマホ(MVNO)など日本で携帯電話のサービスを展開している会社間で乗り換えが可能です。
大まかなMNPの流れ
一般的にMNPを利用して現在の会社を解約することを「転出」、そのあと新しい会社で契約することを「転入」と呼びます。
①「MNP予約番号を取得」
※転出元の携帯電話会社で取得できます。
↓
②「転入手続き」
※新しい携帯電話会社で加入手続き(契約)
↓
③「開通」
※開通すると同時にそれまでの携帯電話会社は自動的に解約(転出)となり、新しい携帯電話会社との契約が開始(転入)となります。
※転出・転入先で発生する手数料はそれぞれの携帯電話会社から請求されます。
いっけん難しそうに思えるMNPですが、実際はそこまで難しくありません。
それ以上にMNPは特典も多くお得にスマホをゲットできるメリットがたくさんあります。
MNPに必要なもの
以下のものが必要となります。
- 本人確認書類
- クレジットカードもしくは預金通帳
- 印鑑
- お使いの端末
- MNP予約番号
MNPの手続きで重要なのが「MNP予約番号」を発行してもらうことです。転出元である現在利用中の携帯電話会社で取得できます。
MNP予約番号とはMNPに必要な10桁の番号です。この番号を転出先となる新しい携帯電話会社に提示することで、携帯電話番号をそのままに他社の携帯を使うことができます。
MNP予約番号は電話一本で取得可能です。所要時間は10分程度。
- ドコモ→151(インフォメーションセンター)
- au→0077-75470(MNP予約受付センター)
- ソフトバンク→0800-100-5533(MNPお問い合わせ窓口)
手軽に取得できるMNP予約番号ですが、有効期限は15日間となります。有効期限が過ぎるとMNP予約番号は自動的にキャンセルされるので少し注意が必要です。
ですが、予約番号の発行自体は無料で、何度でも再発行が可能ですのでご安心ください。
MNPにかかる費用
MNPで他社に乗り換えをする場合は転出元と転入先それぞれに手数料が必要となります。
新規契約事務手数料 | 3,000円(税抜) |
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MNP転出手数料 | ドコモ、au、ソフトバンクは無料 |
契約解除料 | 更新月なら不要 更新月以外は9,500円(税抜) |
端末代の残金 | 完済していない場合は引き続き支払いが必要 |
・新規契約手数料とMNP転出手数料は、誰でも必ず支払いが必要となります。
※新規契約手数料は新キャリア(転入先)の初回の請求分に加算されます。
※MNP転出手数料は旧キャリア(転出元)の最後の請求分に加算されます。(タイミングによっては一か月遅れとなる場合もあります。)
・状況によって契約解除料や端末代金の残金の支払いが必要となります。
※契約解除料、端末代金(機種を分割で購入し、支払が残っている場合)は旧キャリアからの請求になります。
MNPをするなら契約更新月に
MNPをする際に注意すべき点があります。それは携帯電話会社を解約する際に発生する契約解除料。いわゆる違約金です。
なるべく違約金を支払わずに、よりお得に乗り換えたいですよね。
ここではMNPをする際の違約金(契約解除料)についてわかりやすく解説します。
2年契約とは?
「2年契約」は「2年縛り」とも呼ばれます。
基本的に契約更新月が2年ごとにあり、何もしなければ自動的に更新されます。
ドコモ・au・ソフトバンク(3大キャリア)の携帯電話の料金プランは2年契約が基本。この2年という長期契約を交わすことによって毎月の基本料金から割引を受けることができます。
2年未満の解約や、更新月以外に解約すると契約解除料として9500円(税抜)を支払わなければいけません。(契約解除料金はドコモ・au・ソフトバンク共通です。)
契約更新月とは?
ドコモ・au・ソフトバンク共通で、契約月を1か月目として、
- 24か月目が「契約満了月」
- 契約満了月・翌月・翌々月(24か月目、25か月目、26か月目)が契約更新月
となります。
更新月は2年ごとに3か月間あり、この期間に解約すれば契約解除料は発生しません。
契約更新月はそれぞれで異なりますので、確認しておくことをおすすめします。
インターネットから以下のサイトにアクセスすれば、契約更新月の確認ができます。
MNPをするなら、ぜひ契約更新月にしましょう!