※「トクするサポート」の対象機種は、2021年1月21日(木)から「トクするサポート+(プラス)」の対象になりました。
プログラム利用料は無料で、2台目の買い替えも不要になりました。
↓詳しい解説はこちらをご覧ください。
出典:トクするサポート+ | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク※2021年11月17日からトクするサポート+は「新トクするサポート」に名称が変わりました。また、2021年9月24日(金)からは特典Aでの「指定機種へ買い替え」は不[…]
ソフトバンクの新しい端末購入サービス「トクするサポート」の解説です。
これは9月から提供されていた「半額サポート+(プラス)」の後継サービス。ほぼ名称変更のみで内容自体に変更はありません。
そして、これまでこのサービスを利用して購入した機種は100日間はSIMロックの解除が不可能でしたが、10月10日からはソフトバンクショップでの即日解除が可能となります。
このプログラムは一言でいうと「端末の購入補助サービス」。分離プランの義務化により、機種購入時の割引が無くなることによる負担をカバーするための妙案(奇策?)ですね。
旧「半額サポート」との違いとして特筆すべきは「誰でも利用できる」という点。つまりソフトバンクに契約しない(していない)場合でもソフトバンク機種を購入できます。
ここではこの「トクするサポート」の仕組みをマジメに分かりやすく解説していきます!
トクするサポートの概要・特長
まずは「トクするサポート」の要点を解説します。
毎月の機種代負担を軽くするプログラム
トクするサポートは、ソフトバンクでスマホを購入する際、月々の機種代金の負担を軽くするための「プログラム」です。
このプログラムの重要ポイントは以下の5つ。
- 支払いは48回一択!
- 特典として、機種価格の最大半額分が免除される。
- 特典を受けるためには機種の返却が必須。
- 特典を受けるためには次回もソフトバンク機種の購入が必須。
- ソフトバンクユーザー以外も利用可能。
- プログラム料が必要。
分割48回での購入が必須!
トクするサポートを利用するためには支払い回数を「48回」の分割購入とする必要があります。24回分割や一括での購入は選択できません。
支払い期間は長くなりますが24回に比べて、ひと月当たりの負担が少なくなります。
利用には申し込みが必要。
48回払いを選択したからといって、自動的にトクするサポートへの加入扱いとはなりません。加入の申し込みが必要です。
ソフトバンクでプランも同時に契約する場合はトクするサポートを利用しない48回払いも選択できるため、申し込みを行わなかった場合は単なる48回払いとなります。
最大で「端末価格の半額」の支払いがチャラ?
機種を購入し、2年経過後(25か月目~)に機種変更すれば、その時点で残っている支払い分が免除されるという仕組みです。
最大分の特典、つまり「機種の半額分を免除」するためには、2年が経過した直後(25か月目)に機種変更すると良いということ。
端末の返却が必要・・。
トクするサポートの特典(免除)を受けるためには、2台目へ機種変更する際に1台目(旧端末)をソフトバンクに返却しなければなりません。この点に関しては賛否両論あるかもしれませんね。。
また返却する端末は正常に動作することが必須条件。破損している場合は特典の対象外となります。(詳しくは後述)
2台目もソフトバンク端末で!
免除が適用されるためには、2台目の端末もソフトバンク機種である必要があります。
忘れてても安心!25か月目で通知が。
ソフトバンクでプラン契約している方のみ受けられるサービスとなりますが、特典が受けられるタイミング(25か月目)になるとSMS(ショートメール)での通知を予定しているとのこと。
時間が経つうちに忘れてしまって、機種変更のベストタイミングを逃してしまうかも・・。という方には非常に便利なサービスですね。
旧「半額サポート」との違いは?
先述べましたが、トクするサポートは旧「半額サポート」の後継サービスです。
旧「半額サポート」から「トクするサポート」への変遷は以下の通り。
↓
名称&内容変更(2019年9月13日)
↓
半額サポート+(プラス)
↓
名称のみ変更(2019年10月10日)SIMロック解除が即日から可能に↓
新:トクするサポート
旧「半額サポート」からの大きな違いとして「トクするサポート」では、プランとの関係性を一切なくし、あくまでソフトバンクの機種を購入するためだけの独立したサービスだという点。
つまり、ソフトバンクの通信・通話プランに加入しなくても「トクするサポート」で機種の購入が可能。ドコモやauに加入する(している)方でも当然利用することができるということです。
また旧サービスは料金不要でしたが、トクするサポートでは390円/月の利用料がかかります。
利用できる方
誰でもOK。ソフトバンクに未契約でも利用可。
トクするサポートは、あくまで端末を購入するためだけのプログラム。ソフトバンクの通信プラン契約とは一切関係がないため、ソフトバンク機種を購入したい!という方なら誰でも利用することが可能です。
- ドコモで契約している方
- auで契約している方
- 格安スマホで契約している方
- スマホ・携帯の契約をしていない方
↑全員「トクするサポート」を利用可能。ソフトバンクのプランに加入する必要もありません。
即日SIMロック解除できる。
SIMロックとは?
ソフトバンクで購入する機種には「SIMロック」がかかっており、すぐにはソフトバンク以外の携帯電話会社で利用できないようになっています。SIMロックとは、自分の会社の通信(通話)しか利用できないよう制限をかけることです。
この制限を無くすには、ショップ等で「SIMロック解除」を行うことで制限が解除され、どの携帯電話会社でも使えるようになります。10月1日以降は購入したその日にソフトバンクショップでSIMロックを解除することが可能になります。
利用料・特典
トクするサポートの利用料
トクするサポートの利用にはプログラム料(利用料)が必要となります。
トクするサポート利用料 | 390円/月(非課税) |
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1年買い替えオプション(無料)
オプション利用で13か月目での機種変更が可能!
通常「トクするサポート」で機種の残債を免除するには、25か月目以降に機種変更する必要があることはすでに述べた通りですが、しかし!
「欲しい機種が発売するし、25か月は待てない!」
という方のために、13か月目から機種変更できる無料のオプションサービス「1年買い替えオプション」が用意されています。
このオプションを利用すると13か月目、つまり1年経過後には機種変更できるようになりますが、利用時には24か月までの残債とプログラム利用分を一括で支払う必要があります。(もちろん25~48か月分の残債は免除されます)
つまり、このオプションを利用する・しないに関わらず、24か月分は必ず支払いが必要ということですね。免除される期間や金額が増えるわけではないのでご注意を。
適用条件
トクするサポートの特典が受けられる条件とは
25か月目以降の機種代金が免除される「トクするサポート」ですが、加入すれば誰でも免除が適用されるわけではありません。いくつかの条件があります。
1.返却する機種が正常に動作する(破損や画面割れがない)
トクするサポートは機種の下取りサービスという側面もあるため、返却する機種については「正常に動作する」ことが条件となります。
機種が破損していたり、画面割れなどがあると残債の免除が受けられません。加入する方はスマホの取り扱いに注意しましょう。
破損扱い・対象外となるケース
- 機種の電源が入らない
- 初期化されていない(返却時に端末の初期化が必要となります。)
- 各種ロックの設定が解除されていない
- 画面や本体にヒビがある。カメラ部分やボタンが破損・欠損。本体が変形している。
- ディスプレイの不具合(タテ線やヨコ線が入る・画面の焼き付き・液晶の液漏れ・タッチパネルが動作しない・暗い・文字が読めない等)
- 改造などを行い、メーカー保証の対象外となっている
端末が破損で対象外になったら?
端末が上記のような理由から対象外となってしまった場合は、22,000円(不課税)を支払うことでトクするサポートの特典を通常通り受けることができます。
2.製造番号(IMEI)を確認できる
製造番号(IMEI)が確認できない端末はトクするサポートの特典を受ける事ができません。
このケースだと、仮に22,000円を払ったとしても対象外となります。
3.次の機種(2台目)もソフトバンクの機種を購入すること
機種の返却後、2台目の機種についてもソフトバンクで購入(48回払)することが残債を免除するための条件となります。
特典を利用しなかった場合は?
プログラム料の返金が可能
トクするサポートに加入はしたものの、残債が免除される期間内(13~48か月)に特典を利用しなかった場合は、PayPayもしくはTポイントにて支払ったプログラム料金分が還元されます。
還元を受けるには申し込みが必要。また最低でも13か月分の利用料の支払いが滞っていない。2台目として指定のソフトバンク機種を購入する。等の条件が必要です。端末を譲渡した場合も返金は不可となります。
注意点
特典を受ける時点でプログラムに加入していること
トクするサポートの特典を適用するには、機種変更する時点でトクするサポートに加入中で、なおかつプログラム料を滞りなく支払っていることが前提です。途中で解約したり、機種変更の時点で解約している場合は適用不可となります。
免除を受けるのは1台目だけで2台目の機種変更時には免除を受けなくても良い。という場合は1台目の免除が適用された後に解約するようにしましょう。
プランと「トクするサポート」は別の契約
ソフトバンクのプラン(ウルトラギガモンスター+など)と「トクするサポート」を両方利用している場合、プランのみを解約してもトクするサポートは解約にはなりません。
プランと機種の購入(トクするサポート)は別々の契約となっているからですね。別手続きが必要となります。(プランの解約時に継続するかどうかを確認します。)
購入した機種を譲渡すると解除に
機種を他人に譲渡した場合、トクするサポートは解除となります。家族間での名義変更の場合は引き続きサービスを利用できます。
対象機種
※「トクするサポート」の対象機種は、2021年1月21日(木)から「トクするサポート+(プラス)」の対象になりました。
トクするサポートには、購入する機種が指定されています。とはいえiPhoneを含め、ほとんどの現行機種が対象となっているので「この機種が欲しかったのに利用できない・・」といったことはほとんど無いかと思います。
iPhone | iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone 11 iPhone XS iPhone XS Max iPhone XR iPhone 8 iPhone 7 |
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Android | Google Pixel 4 Google Pixel 4 XL Google Pixel 3a Google Pixel 3a XL LG G8X ThinQ AQUOS zero2 AQUOS sense3 plus Xperia 5 AQUOS R3 arrows U LG K50 シンプルスマホ4 |
タブレット | iPad(第7世代) iPad mini iPad Air 12.9インチiPad Pro(第3世代) Lenovo TAB5 |
ケータイ | DIGNO ケータイ3 AQUOS ケータイ3 かんたん携帯10 |
法人向けスマートフォン | AQUOS sense3 basic DIGNO BX AQUOS sense basic |
まとめ
いかがでしたか?
最近のソフトバンクは端末分離の影響もあり、プランやサービスの仕組みが随分シンプルになってきている印象を受けます。
トクするサポートについても、プランとの関係を完全に切り離すことで旧サービスに比べてシンプルな条件かつ誰でも利用できる分かりやすいサービスとなっています。
SIMロックの即日解除ができるため、ドコモに契約中だけどソフトバンクで販売されている機種が欲しい!という方には最適のサービスと言えるでしょう。
端末分離以降、機種を購入する選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?
それでは!