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楽天モバイルとソフトバンク、2社の動向は!?

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楽天とソフトバンク、2社の動向は!?

※記事の内容は2021年3月2日時点の情報です。

携帯事業が賑やかになってきましたね~。

携帯料金の値下げが話題になっていますね。

楽天モバイルはMNOサービスに参入した当初から価格の安さを売りにしていますが、3キャリはどう対応するのか。日に日に目まぐるしく状況が動いていますね。

楽天とソフトバンクと言えば、プロ野球でもライバル球団だったりしますので、この携帯事業でもライバルとして戦っていくことになるのでしょうか!?

楽天モバイルの料金プランの解説

まずは楽天モバイルの料金プランの解説から入りたいと思います。

月額 2,980

料金プランはこの一つだけです!

今までの3キャリアはデータ通信の高容量帯と低容量帯のプランがあったり、とくにauでは動画コンテンツも絡めたプランもあったりと複数あって、分かりづらいなと誰しもが思っていたのではないでしょうか?

わざと複雑なプランにして、他キャリアと比較させ辛くしているのではないかと疑心暗鬼にも陥ってしまいそうです。

そんな中、楽天モバイルが発表したプランは1つのみで、とても分かりやすかったです。

これだけで好印象です。

しかも、この2,980円という月額料金で、「かけ放題&データ無制限」がサービスとして受けることが出来るということなので驚きです。

さらに驚きなのが、300万人に対してこの月額2,980円が1年間無料になるキャンペーン(2021年4月7日に終了)も打ち出してきたので、本当に実現するのか心配するくらいな価格設定なのです。

この新料金プランは「Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)」という名称です。

アンリミットの意味は「無制限」ということなので、まさにこのプランにふさわしい名称なのではないでしょうか。

eSIMの購入は[新規/乗り換え(MNP)お申込み]>[プランを選択する]とボタンを押して進み「SIMタイプ」で[eSIM]を選択します。
※楽天カードや楽天銀行の告知が表示される場合は[楽天モバイルのみ申し込む]ボタンでSIMのみ購入できます。

ただ、一方ではまだまだ課題がてんこ盛りなのです。

たとえば、データ容量が無制限とは言っているものの、無制限で使えるのは楽天モバイル回線が使えるエリアだけで、それ以外のエリアだと月間で5ギガまでの制限があって、この5ギガを超えると通信速度が1Mbpsに下がります。

以前、私もデータを使いすぎたことがあって、通信速度が大幅に下がった経験をしたことがありますが、ネットとか動きが遅すぎて使い物になりませんでした。

その他にもいろいろと課題はありますが、あとに記載をしているメリット・デメリットのところで詳細を書きたいと思います。

ソフトバンクの料金プランの解説

既存の3キャリアといえば、ドコモとauとソフトバンクですが、今回はソフトバンクの料金体系の解説をしていきます。

というのも、ソフトバンクでも1日違いとはいえ5G絡みの料金体系の発表があって、話題性もあるかなと思ったからです。

ソフトバンクの方でも先日、3/12~開始予定の新料金プランの発表をしています。

・メリハリプラン

・ミニフィットプラン

の2種類です。

メリハリプランは旧ウルトラギガモンスター+

ミニフィットプランは旧ミニモンスター

上記の後継の料金体系といったところでしょうか。

まず、「メリハリプラン」ですが、こちらは大容量帯を望む人をターゲットにしたプランとなっています。

勝手に割引!」ということをアピール材料としています。

3,480円~という料金をよく目にするかと思います。

どういうことか?

まず、そもそものメリハリプランの基本料金は7,480円です。

そこから色んな割引が入った結果として、3,480円~が実現することになるのです。

割引1つ目:半年おトク割(6か月間)

新規契約、MNP,機種変更または契約変更でいずれの時も毎月-1,000円の割引がついてきます。

割引2つ目:おうち割光セット(ソフトバンク系の固定回線も契約している間)

別途でソフトバンク系の固定通信サービスを受ける必要がありますが、家族も分も対象となっていて最大で10回線まで毎月-1,000円の割引を受けることが出来ます。

割引3つ目:みんな家族割+(対象回線を維持している間)

対象となる家族の人数によって毎月の割引額が変わってきます。下記の金額は1人1人割引を受けられます。

2人で契約をしている場合:-500円/月

3人で契約をしている場合:-1,500円/月

4人で契約をしている場合:-2,000円/月

以上の3つの割引を適用させると3,480円という金額が出てくるわけです。

7,480円 – 1,000円 – 1,000円 – 2,000円 = 3,480円

つまりはフルマックスでガッツリと家族の大多数の人がソフトバンクユーザーの場合の金額ということですね。

さらに今回のメリハリプランでは、毎月の使用データ容量が2ギガ以下だった場合は1,500円が自動的に割引されるということになります。

3,480円 – 1,500円 = 1,980円ということです。

たしかに、これだと安いかなと思うのですが、それはそもそもデータ容量を使ってないからこその料金だという捉え方もできますからね。

それに、この2ギガ以下というのがクセ者なのです。

メリハリプランには「動画SNS放題」というサービスがついているのですが、この2ギガは「動画SNS放題」もデータ容量のカウント対象としているのです。

そのため、この1,500円の割引というのはあまりあてにしない方がいいと思います。

参考:メリハリプラン | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

次に「ミニフィットプラン」ですが、こちらはデータ容量をあまり使わない人用のプランとなっています。

「使った分だけ」ということをアピール材料としています。

まず、そもそものミニフィットプランの基本料金は3,980円となっています。

(~1ギガの場合)

そこから色んな割引が入っていくのです。

割引1つ目:半年おトク割(6か月間)

新規契約、MNP,機種変更または契約変更でいずれの時も毎月-1,000円の割引がついてきます。

メリハリプランのときと条件は同じですね。

割引2つ目:おうち割光セット(ソフトバンク系の固定回線も契約している間)

別途でソフトバンク系の固定通信サービスを受ける必要がありますが、家族も分も対象となっていて最大で10回線まで毎月-1,000円の割引を受けることが出来ます。

これもメリハリプランと同じですね。

残念ながら、ミニフィットプランでは家族割+の割引は受けることが出来ないのです。

以上の2つの割引を適用させると1,980円という金額が出てくるわけです。

3,980円 – 1,000円 – 1,000円 = 1,980円

ミニフィットプランの場合は、使った分だけとなっていますがこれは使用データ容量に応じて金額が変わってくるということです。

上記の例は毎月の使用データ容量が1ギガまでの人のケースです。

以下に5ギガまでのケースを並べてみました。

1ギガ以内の場合:3,980円→最大割引で1,980円

2ギガ以内の場合:5,980円→最大割引で3,980円

3ギガ以内の場合:7,480円→最大割引で5,480円

4ギガ以内の場合:7,480円→最大割引で5,480円

5ギガ以内の場合:7,480円→最大割引で5,480円

元々、データ容量を使わない人で、毎月計画的にデータ使用量の管理を出来る人はミニフィットプランでもいいかもですね。

以上がメリハリプランとミニフィットプランの説明となります。

参考:ミニフィットプラン | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

ちなみに両プラン共に、上記の金額に加えて通話オプションが別途ついてくるのです。

・準定額オプション+ : +800円/月

・定額オプション+ : +1,800円/月

通話オプションの説明図
出典: メリハリプラン | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

う~ん、、、、高いかも!

2社間のメリット・デメリットとそして比較

以上が楽天モバイルとソフトバンクの料金体系の説明となります。

次にこの2社のサービスのメリットとデメリットを交えて比較をしていきます。

※ソフトバンクの場合はあえてフルフルで割引を受けることを前提とします。

 通話オプションに関しては準定額オプション+は付けるということを前提とします。

  楽天モバイルがデータ無制限のため、メリハリプランを比較対象と位置付けます。

料金面

・楽天モバイルが2,980円

・ソフトバンク(メリハリプラン)が4,280円(3,480円+800円)

参考ソフトバンク(ミニフィットプラン~1GB)が2,780円(1,980円+800円)

金額でみると明らかに楽天モバイルに軍配が上がりますね。

5Gも値上げなしで使い放題です。

ということで料金面では楽天モバイルにメリットがあると判断できます。

通信速度

ただ、楽天モバイルはデータ使用が無制限とはいえ、楽天モバイル回線のエリアの範囲内での話なのです。

2020年11月時点での楽天モバイルの回線エリアは主要都市などに限られているのです。

楽天モバイルの通信エリア
出典: 通信・エリア | 楽天モバイル

ソフトバンクがほぼほぼ全国の通信網が整っているのに対して、楽天モバイルはまだまだこれから拡大をしていく必要があるのです。

そのため、楽天モバイル回線エリア以外の人は毎月のデータ使用量は5ギガに制限されますし、楽天モバイル回線エリアの人も色んなところに移動することもあると思いますので、要注意ですね。

ということで通信速度でいうとソフトバンクにメリットがあると言えると思います。

と言っても、楽天モバイルも2,980円ですから、この2,980円で5ギガまで使用できるという考え方をすれば、利用してもいいのかなとも思います。

ソフトバンクの場合はメリハリプランで2ギガに抑えられたとしても、フルフルで割引を適用させたとしても1,980円 + 800円 =2,780円となりますので、一概に料金比較は出来ないですが、金額面ではやはり楽天モバイルにメリットがあると思います。

機種の種類

なんと残念なことに楽天モバイルはiPhoneが非対応なのです。iPhone X以前の機種では使えません。また、動作確認済の機種でも動作保証対象外になります。海外ローミングは全機種で使えません。

ここはデメリットですね。

ハイスペックな最新機種の取り扱いは少ないです。

一方ソフトバンクではiPhoneやGooglePixel、最新の5G機種などが豊富にあります。

そのため、機種の種類ではソフトバンクにメリットがあると判断できるかと思います。

以上、まとめてみると

料金面:楽天モバイルにメリットあり

通信速度:ソフトバンクにメリットあり

機種の種類:ソフトバンクにメリットあり

と言ったところでしょうか。

まとめ

楽天モバイルに関しては、まだMNOサービスに参入したばかりでこれから色んなものが改善されていくと期待も込めて予想をしています。

楽天モバイル回線エリアも徐々に拡販していくであろうし、機種に関してもsimフリーが当たり前の世の中になればさほど関係も無くなってくると思います。

今回、楽天モバイルでは300万人に対して2,980円という料金が1年間無料になるというキャンペーン(2021年4月7日に終了)も展開をしていますので、この1年の間に上記のことが改善されていくことを願って申込をしてみるのもありなのではないでしょうか?

私自身もサブ機として楽天モバイルのスマホを持ってみようと思っています!

以上となります。

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